まさか自分が You Tubeを始めると思っていませんでした。
現在、とある起業ビジネスを学んでいるのですが、その講座の過程で半強制的(良い意味で)にやることになったのです。
私はあまり声が通るタイプではないですし、おしゃべりが上手なわけでもありません。
パーティやセミナーのMC、テレビで見るアナウンサーの人たちの声って心地良くってすんなり耳に入ってきますよね。その人たちと比べるのはおこがましいのですが、そうした声に聞き慣れている分、留守電を残すための自分の声を聞いただけでぞわぞわしてしまうのです。
腰が重く、ちょっとだけ後回しにしていたのですが、覚悟を決めました。
まずは配信する企画作りからです。
いざ取り組んでみると、配信テーマの企画からスライド作りはそこまで大変ではありませんでした。
それは長い会社勤めで資料作りに慣れているからでしょう。
で、いよいよ録音。
マイクはSHUREのMV7を購入し、準備ばっちり!
(マイクの使い方などは別途記事にしようかなと思います。)
え、マイクってどうやって使うの?
SHUREのMV7はUSBでパソコンに繋げられます。
が、その先なんにも分からないのです。
そもそもマイクの仕組みが分からないので、手が進まないのです。
なので、講座資料の復習と購入したマイクについてWEB検索をして…。
(ここでまぁまぁ時間がかかりました。)
おぉ!録音できました!
録音した音源を確認します。
ぞわぞわ、ぞわぞわ
ぞわぞわ…
いやーな汗をかきます。
声、ちっさ!!
もう一度録音しなおし。
テンション低っ!!
もう一度。
まだまだテンション低い。もう一度。
・・・
許容範囲かな。。。
自分では体操のお姉さんくらいな気持ちで声を張っているのですが、なんとも抑揚のない声です。
ですが、あまり素の自分を変えると長続きしないので、これで公開することにしました。
配信する内容は「書道入門、横線の書き方」。
この内容にした理由は、字をきれいに書けるようになりたいと考える方が多いのではと思ったからです。
字をきれいに書くには基礎が大事。基礎ができていれば、いつの間にか積み上がっていってきれいに字が書けるのです。創作文字でも同じことが言えます。
今は楷書を書く機会も多くない私ですが、師匠についていた時は臨書(見本に習って字を書くこと)に多くの時間を使いました。
久しぶりに書く楷書の横線。
筆を入れ、筆の弾力を感じながら横線をひく…
親指の力をちょっとだけ入れる…
でもあくまでも指の力は均一に…
最後、筆を上げる瞬間まで力まない…
平常心…
そうそう、呼吸呼吸…
心の中でこんなことを呪文のように唱えながら書きます。
今は”書道アート”や ”デザイン書道”といった言葉を SNSでよく見かけ、「デザイン書道家」というような肩書きで個性的で素敵な字を書く人がたくさんいます。センスがあれば、墨の雰囲気と相まって素敵に仕上がります。
それは一見「書道家」たちが書くものと違いは分かりません。
違いはというと、書道の基礎がベースであること。
ただし、その「基礎」を言葉にしたところで、習った者ならではの感覚だったりします。
そして、見る人それぞれの価値観によるものであって、作品に正解不正解はない世界。
あくまでも”自分との約束” でしかありません。
ということで
夢にも思っていなかった You Tube 制作は自分が書道家であることを感じさせてくれました。
不思議なことに、未知の世界と思っていたことをやってみると
出来たことに嬉しくなり、新しいコンテンツのアイディアが次々と浮かんできます。
独特なテンションの動画ですが…ご覧いただけるととても励みになります。
どうぞよろしくお願いいたします。
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