「習字」と「書道」の違いって?

書道

はじめまして、書道家の山田しおりです。

「書道」と聞くと少し難しそうと感じる人もいるかもしれません。
でも、子供の頃に「習字」を習った方も多いのではないでしょうか?

習字というのは字のごとく「字」を「習う」ことです。
具体的には見本の通りに書く、書けるようにするという内容です。

筆の持ち方から始まり、使い方、線の引き方・・・・・・
書くとキリがないのですが、まぁそういったことを習うわけです。

では「書道」とは?
書くことで自己を表現する、といっったところが大きく違う点です。
そして自己表現をするには基礎がないとできません。

それが「習字」になります。

私はおそらく(はっきりと覚えてない 汗)、年長さんか小学一年生位のときに
習字を初めて、中学三年生まで続けました。
筆で字を書くのはとても楽しかった記憶があります。

なぜ楽しかったのかというと、
上手に書けたから 笑

人は上手にできることは楽しいですよね。

子供ながらに習字は得意だと思っていました。
なぜなら、賞をたくさんもらえたからです。

小学5年生の頃の。堂々とした字ですな。

でもその教室では子供は楷書しか習えませんでした。
そのため、中学三年生で飽きてしまった私は「お休み」という
謎の理由で止めることにしたのです。

それと、大人になって書道教室を開く?という妄想を、子供の頃にしたのですが
それがちっとも楽しそうではありませんでした。

実は子供時代からお金を稼がなくちゃという強迫観念みたいなものがあって
書道教室で生活できるかも?と思ったりもしていましたが
退屈なイメージになってしまって、ならば別のことを探そう、となったのです。

もし、教室で行書、草書、創作などをさせてもらっていたら違ったかもしれませんが
それは過去のこと。

書道以外の経験が今につながっていると思う他ありません。

と、ここまで読むと「習字」に対してのイメージがあまり良くないように
感じてしまうかもしれませんが、字を書くことは
習字であっても、とてもクリエイティブなことです。

書いている間は誰でもそこに集中して、終わった後、達成感を味わうことができます。

大人になると何かと忙しく、時代的にも字を書くことが少なくなります。
筆と墨を用意するのが大変であれば、筆ペンでも良いので「書くこと」を味わってみてはいかがでしょう?

夢中になると意識が内側に向かって贅沢な時間になります。
ぜひお試しあれ。



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